総手縫い│マルゴー、アメ豚使用のしおり紐付文庫本ブックカバー

SOLD OUT

　ご覧いただきありがとうございます。
　イタリアンレザーのマルゴーを使い手縫いで製作した文庫本サイズのブックカバーになります。A6サイズの手帳カバーとしてもお使いいただけます。世界三大レザーの一つであるイタリアンレザーのマルゴーのアローロ(深緑)と内装の一部にアメ豚(焦茶)を使用しています。
文庫本のページ数によりサイズが調整可能な作りになっていて、使う人に合わせた使用が可能です。
外装側に摩擦に強いアメ豚を裏貼りすることで張りのある柔らかさを実現しました。これにより、本をしっかり守ってくれ、それでいてしなやかさもある使い心地になります。
コバは染色後に蜜蝋を熱で溶かし込み滑らかになるまで磨き込んでいます。また、コバと糸の間に稔をひくことにより全体的に革の表情が引き締まり高級感のある印象を与えてくれます。焼き締めといわれておりコバに熱を加えると革の繊維がぎゅっと縮まりより頑丈になります。稔入れは処理と装飾の両方を兼ねた工程になります。
裁縫は、ヨーロッパ菱錐で一つずつ縫い穴を開け、糸を通した針を両手に持ちながら縫い進めるクロスハンドステッチによりミシンでは再現できない人の手ならではの仕上がりになります。ひと穴、ひと穴、糸を引き締めながら縫っていくので糸が切れた場合もほつれることなく途中で止まり、修理も可能な作りです。
一枚革で作られるブックカバーが多い中であえて手間をかけ長い間使えるような作り方をしてみました。1枚革で作ると曲げる部分は床面が荒れてきてしまいます。そういった点から耐久性が必要な部分には繊維密度が高く、摩擦に強い国産の豚革を貼ることにより経年劣化を抑えています。使い込むほどに手に馴染み、本革であるため経年変化も楽しむことができると思います。

　商品に合わせて化粧箱も手作りしています。ボール紙を芯として内装は和紙のような特徴を持つ里紙、外装は仔牛の皮を再現したレザック66を貼る3層構造の貼り箱です。日本の伝統的な作り方で折りたたみ式の箱より丈夫なので輸送時にも商品をしっかりと守ってくれます。

イタリアンレザー マルゴーについて
　表面にスクラッチ加工が施された革で、オイルを多めに含んでいます。初めは和紙のようなざらついた触感ですが、使い込むことで艶が生まれ深い色味になっていきます、一般的な革と比べ経年変化が早いことも特徴の革です。オイルをしっかり含んでいるので乾燥に強く、しばらくの間は特別な手入れは必要ありません。ブラッシングか柔らかい布で軽くふいてあげ、表面の汚れやほこりを落としてあげると全体的に綺麗に経年変化していきます。


購入前のご注意点
・革本来の風合いを活かすため表面に色止め加工はされていません。摩擦による色移りの可能性があるため、淡い色の衣類やバッグを使用する際にはご注意ください。
・水濡れにお気を付け下さい。変色、色移りの原因になります。
・お使いの端末や閲覧環境により、色味や質感が多少異なって見えることがございます



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